解体工事の種類
一口に解体工事と言っても様々な種類があります。建物の素材や目的によって使う重機も違えば、工期や解体費用も変わってきます。ここでは代表的な解体工事の種類について説明します。
木造解体工事
木造家屋は形状や立地などによって解体費用は異なってきます。例えば木造軸組工法(在来工法)か、木造枠組壁工法(ツーバイフォー)かでも解体費用は変わります。また住宅密集地では隣家との境界や道幅が狭く、重機が入らないなどといったこともあり、費用が変わってきます。
鉄骨造解体工事
その場で切断し重機を使って解体しなければならない鉄骨造は、費用が木造と比べて高額になります。使用された鋼材の厚さが6mm以下だった場合を「軽量鉄骨」6mmを超えるときは「重量鉄骨」と呼ばれ、解体費用にも差が出ます。
鉄筋コンクリート造解体工事(RC解体)
鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造を「鉄筋コンクリート造(RC造)」と呼びます。RCとは“Reinforced Concrete”の略で、コンクリートに強度の高い鉄筋を埋め込んだ構造のことを差し、鉄骨や木造に比べて高い耐久性や防音性があります。その為、他の解体と比較するとRC解体には専門知識と技術が必要です。RC造の廃棄物はリサイクル法に沿って、コンクリートと鉄筋を分けて廃棄する必要があります。
内装解体
構造物などを除いた内装のみを解体することです。リフォームの他、店舗のテナントの受け渡し時などに行われます。全てを解体しないので、「何をどこまで解体するのか」を明確にし、必要な物まで壊してしまわないよう打ち合わせをしっかりする必要があります。
また、次の工事開始日などが定められていることが多いので、工期の確認も重要です。
物置・車庫などの解体
物置や車庫を長年使用するとどうしても避けられないのは「劣化現象」です。「まだ壊れていない」と思い解体を先延ばしにして、台風や雪などの被害で屋根が飛んだり、傾いたりといったことも起こりかねません。ご自分で解体を考えられるかもしれませんが、慣れない作業で万が一怪我をすることになると大変です。どうぞ専門業者にお任せください。解体後の物置の撤去も致します。